産業保健師の仕事の楽しい所・大変な所は?
産業保健師の仕事の大変なところ
産業保健師は通常少人数での勤務となるので、風邪が流行っている時期や健康診断を行うときなどはかなり忙しくなります。ただ健康診断を手伝うだけであればまだよいのですが、健康診断の結果をデータ化して保存しなければいけません。しかも産業保健師を採用している企業は大手が多いので、人数もかなり多くなっています。
もちろん社員全員分のデータ管理を1人で行うというわけではなく、工場に勤務していた場合には、同じ工場に勤務している人全員が対象となっています。よって何万人のデータ管理を1人で行うということではなく、多くても数百人となっているのですが、それでもかなり大人数となるので大変です。
また、冬になるとインフルエンザや風邪が流行るので、健康相談に来る人も多くなりますし、予防接種やうがい手洗いなどの呼びかけを行うこともあります。さらに年間を通じてメンタルケアに来る社員もいるので、自分自身もストレスが溜まる場合があるほどです。ちなみに楽な点しかない職場は存在していないので、やはり多少は我慢する必要もあるでしょう。
それでも保健師の他の職種に比べる穏やかな職場環境
上記のような大変さはありますが、産業保健師として働いている方の多くは、他の保健師の仕事よりは楽と感じているようです。健康相談やメンタルケアなど、直接人と関わる場面では、言葉にしてお礼を言われることもあり、それがやりがいにも繋がります。
また、産業保健師は行政保健師のように外で仕事をすることがないので、天候が悪いときや暑いとき、寒いときでもそれほど気にしなくてよいというメリットがあります。
このような点は他の保健師に比べて楽なところですし、あまり歩き回って疲れることがないという点も楽だと言えるでしょう。楽あれば苦ありといわれているように、どんな仕事でも当然やりがいを感じることや、楽に思えることがあるのです。