健康保険組合で働く産業保健師ってどんな仕事?

企業で産業保健師として働く場合の勤務先の選択肢のひとつに健康保険組合があります。従業員の健康状態を管理し、心身ともに健康的な環境で働けるための活動を行っている健康保険組合。それだけに産業保健師の役割も重要です。

 

では企業の健康保険組合では産業保健師はどのような役割が求められるのでしょうか。最大のポイントとなるのは従業員と労働環境がかみ合っているか。つまり健康を損ねるような環境で働かされていないかをチェックする仕事です。これは作業内容や季節によって環境が変化するため、常時モニタリングし、チェックすることが求められます。複数の作業場や工場を所有している企業の場合、定期的に巡回する仕事を求められる場合もあります。また、労働環境と関わってきますが、労働時間と労働量が適切かどうか。残業が厳しすぎないか、ノルマに無理がないか、休憩時間はしっかり取れているかどうかなどをチェックします。

 

意外なところでは人事面への関与を求められる場合もあります。転勤や異動を行う際、従業員の健康状態の観点からアドバイスや指導を行うこともあるのです。転勤先で健康を害して退職・休職に追い込まれてしまうケースも多いだけに、この仕事も見逃せないものといえるでしょう。

 

求人例ではとくにメンタルヘルス関連の業務が求められる傾向が見られます。上記の仕事内容に加え、従業員の心の病の対策も期待されているのです。また、求人は欠員が生じた際に行われるのが大半のため、不定期に求人が出されるケースが多いのも特徴となるでしょう。

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