産業保健師の求人要項でしっかり確認しておきたいポイント

産業保健師は企業の求人が少なく離職率も低いため、枠自体が大変少ないものとなっています。ですので、採用情報を得ること自体が難しく、時期やタイミングによっては産業保健師の求人自体に全く出会わないといったこともあるかと思います。そのため、産業保健師の募集を見つけた場合には、その出会い・チャンスを大切に生かす必要があります。ですので、もし産業保健師の募集を見つけたら、まずはしっかりと求人要項を読み込むように心がけましょう。

 

近年、日本は先の見えない不況にあり、規模の大きな企業ほど人件費やコストの圧縮に力を入れています。これは、産業保健師といった専門職でも同様で、以前は正社員待遇が殆どだった産業保健師も、最近は派遣や契約社員扱いでの契約を求められる場合があります。産業保健師のメリットは「給料や福利厚生に、その企業の規定が適用される」というものです。安定性と待遇の良さ、それを求めて産業保健師を志す方も多いかと思いますが、その場合「正社員」「契約社員」「派遣社員」では待遇が変わってくることを、しっかり把握しておきたいところです。ですので、産業保健師の求人があった場合には、まず雇用形態をしっかり確認することから始めて下さい。

 

また、産業保健師の場合は夜勤や交代制シフトでの就労は殆どありません。しかし、他よりも高い給与を提示している産業保健師の募集などの場合には、通常の業務に加え、支店への出向や繁忙期の休日出勤などが含まれていることもあります。更に、新薬開発などのサポートなどが基本業務となるケースもあり、そういった場合には保健師資格の他に、既定のスキルや経験が求められる傾向にあります。こういった部分も、応募前にはきっちりと募集要項でチェックしておくようにしたいですね。

 

産業保健師は求人の枠が少ないため、なろうと思ってすぐになれるものではありません。それだけに、応募のチャンスは絶対に無駄にしない!という気構えが必要です。応募の際にミスマッチを起こしたり、書類審査でスキル不足を指摘されないよう、しっかりと求人要項を読み込んで志願するようにして下さいね。

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