産業保健師になるために必要なスキルや保健師としての経験年数はどのくらい?
産業保健師はかなり人気の仕事になっているので、倍率が高くなる場合も当然あるのですが、そんな時に役立つのが経験年数です。よく経験3年以上などと求人案内に書かれていることが多いのですが、産業保健師は基本的に非公開求人となっているのが一般的なので、経験何年以上と書かれていることはあまりありません。
よって未経験であっても採用してもらえないということはありませんが、採用してもらうのは難しくなっているのが現状です。
では、何年ぐらい保健師の経験があれば産業保健師にとして採用してもらいやすくなるのかというと、やはり最低3年ぐらいは経験がないと難しいですし、経験は多いに越したことはありませんが、あまり年齢が高いとすぐ定年退職になってしまうことから、経験が10年以上あって、年齢が30代から40代というのが望ましいと言えるでしょう。
そして保健師としてのスキルを証明するのに最もふさわしいのが資格なのですが、口でこのぐらい経験がありますと言われても、実際に仕事をしてみると、以前の経験があまり生きていないと感じて退職する人もいます。
また、面接の時に色々と聞かれることも多いので、実際にはかなり経験があるのに、面接官にはあまり経験がないのではないかと判断されて、不採用となってしまうこともあるため、やはり保健師以外の資格を1つでも取得しておくとよいでしょう。
最初に保健師としての経験と書きましたが、実際には産業保健師としての経験ではなく、保健師として他の職場でもよいので経験した年数という意味ですし、産業保健師の場合には、同じ産業保健師の職場を退職した経験があると、また同じように退職してしまうのではないかと思われる可能性もあります。
よって出産のためや、介護のためなど、しっかりとした理由がない限りは、同じ産業保健師で退職した経験があると、逆に不利になってしまうという場合もあるので、注意しましょう。
基本的に産業保健師の仕事は1人で行うか、かなりの少人数で行うようになるので、1人や少人数で仕事をするのが好きな人向けと言えます。