産業保健師の仕事が忙しい時期はいつ?

特に忙しいのは健康診断の時期

一般的な仕事であれば年末年始などが忙しくなるのですが、産業保健師の場合にはいつ頃が忙しくなっている時期なのかというと、やはり健康診断が実施されるときがかなり忙しいと言えるでしょう。通常産業保健師の場合、健診センターや健診クリニックから出張をしてもらうための予約をする必要がありますし、健康診断が実施されているときも、実際には簡単な健康診断の手伝いをする場合や、健康相談などを行う必要もでてきます。

 

さらには出張してくれた担当の医師や看護師を案内するので、実際には健康診断を仕切るような感じになります。当然いつも行っている仕事もそのまま放置するわけにはいきませんので、健康診断が実施されるとかなり忙しくなってしまうのが一般的です。社内に企業内診療所が設置されている場合には、企業内診療所に勤務している医師や看護師も一緒に健康診断を行う場合があるので、このような場合には少し楽になるでしょう。

 

しかし、大半の企業は医務室は設置されていても、企業内診療所を設置している企業はあまり多くないので、やはり産業保健師は健康診断の時期になると忙しくなるのですが、大体健康診断は11月に行われることが多いため、11月が忙しい時期と言えるでしょう。会社によっては少しずらして10月や12月に行う場合もあります。

 

健康診断実施後のデータ処理や健康相談も

産業保健師は健康診断が実施されると忙しくなるのですが、実際には健康診断が終わった後もかなり忙しい状態が続くと言えるでしょう。なぜなら社員が行った健康診断の結果をまとめておく必要があるので、パソコンを使った作業が続くことが多くなっています。また、健康診断の結果が悪くて産業保健師に健康相談をする人も増えるので、さらに忙しさが増してしまうのです。

 

特に近年は高齢化社会となっているので、社員の多くは50代や60代となることから、当然健康に不安を抱えている人が多いのです。しかも病院やクリニックではあまり相談時間を取ってくれない場合も多いので、会社の医務室に相談しに来る社員が多くなります。

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