未経験者を産業保健師として積極的に採用する企業が増えている理由

職場環境の改善のため産業保健師の人員を補強

バブルが崩壊してからは、大手企業でもリストラを実施して人員削減を行っているのに、なんで産業保健師を積極的に採用しているのかと疑問を持つ人もいるでしょう。その理由は、産業保健師の存在が重要視されているからです。バブルが崩壊して不景気な時代になってからストレス社会と言われるようになったことは知っているでしょう。

 

しかし、問題なのはそれだけではなく、外国から大量の移民が入ってきた上に、インターネットの発達で海外の情報まで簡単に得られるようになりました。さらに外国、特に欧米では些細なことで裁判沙汰にする人が多いこともあり、日本人も外国のまねをしてこのようなことで訴えてもよいと考える人が増加しているのです。

 

商品の取り扱い方が悪いのに、製造した会社が悪いと言って裁判にする人がいるように、近年では会社で仕事中に病人やケガ人が出るとすぐインターネットで情報が広まってしまい、しかも裁判沙汰にする人が多く、ブラック企業などのレッテル貼りも行われているので、このような事態にならないように、会社側も産業保健師を積極的に採用して対策を練るようになっていったのです。

 

メンタルケアを重要視する企業が増えている

ストレス社会の影響は裁判沙汰にする人が増えただけではなく、すぐに辞めてしまう人が多いのも理由の1つと言えるでしょう。会社で仕事をすれば当然嫌なこともありますし、ストレスも溜まってしまいます。現在ではストレスが原因で病気になる人もいますし、ストレスが理由で休業してしまう人や、辞めてしまう人が非常に多くなっています。

 

そのため、ストレスや体調管理をしっかり行えるようにと産業保健師の存在が重要視され、求人を出して産業保健師を採用する企業が多くなってきたのです。特に産業保健師は新卒がほとんどいないので、通常中途採用となることから産業分野の未経験者も積極的に採用する企業が多くなっています。今後も産業保健師の求人を出す企業は増えていくでしょう。

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