産業保健師として採用されるためのアピールポイント

企業で働く産業保健師への関心が高まっていますが、一方ではなかなか求人が見つからない問題もあります。どの企業でも雇う産業看護師は数人程度に留まっており、新たに求人が発生する機会が少ないのです。ごく限られたチャンスを活かすためには自分のスキルや実績をアピールすることが大事です。

 

では企業に採用されるためにはどういったアピールが有効なのでしょうか。まず前職。どういった職場でどんな仕事をしてきたのか。すでに産業保健師としてのキャリアを重ねてきた場合にはその点を大いにアピールしましょう。そうでない場合には産業保健師の役割と関わる点を強調するようにしましょう。とくに現在ではメンタルヘルスの面でのスキルが求められる傾向があります。たとえば大学などで働く学校保健師などは最適な前職となるでしょう。

 

もうひとつは関連資格。保健師以外に資格を所持している場合にはそれもアピールしたいところ。看護師の資格はもちろんのこと、他にも産業保健師に関わる資格としてアピールできるものがあります。こちらもやはりメンタルヘルス方面のものが多く、産業カウンセラー、交流分析士、精神対話士などが代表的な資格として挙げられます。

 

簡単に言えば企業からいかに「即戦力として使える」と評価されるかがポイントとなります。産業保健師は欠員の穴埋めとして募集されることも多いだけに、すでに実践的なスキルを身につけていることをアピールするよう心がけると好印象をもたらすことができるはずです。

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